ステラコート・ガーデンコンサート
 


蝉 丸 店鋪マップ




 善行駅から坂を下り、住宅街に少し入ると、前方、左側奥に2階建ての家屋から突き出るようにして立つ「蝉丸」の看板が見える。家屋のまわりには数多くのアンティークな物が置かれ、また吊り下げられている。そうした数々のアンティーク商品を取り除いてこの家の素の形というものを想像すると、いわゆる民家の一軒家なのだが、いまは立派な存在感のあるアンティーク・ショップになっている。このアンティーク・ショップを運営しているのが馬場務さん、澄江さん夫妻。少し話を伺ってみたいと思います。


澄江さん●子供も自立して、この家に二人だけということになり、それなら家を建て直そうかということになったんですけど、庭を広くとった家にね。
 それで、この家を建てた棟梁に相談したら「この家はまだもつから壊せない!」っていうわけです。それじゃ、しょうがないから自分達で好きなようにしようと思って、夫に「この家を山小屋風にしたいから、壁紙を張り替えて!」って頼んで、壁紙を買って来てもらい、ふたりで壁紙を張ったんです。以前のは、新建材を壁に張られていたのでね。
 で、夫は仕事の営業で、福島とか東北地方に車でよく行っていたので、その折に少しずつ古い物を買い集めてね(笑)。
務さん●で、もともと日曜大工のようなことが好きで、集めた物を手入れをしてね。妻が骨董が好きで、骨董市に一緒に行っていたりしていたから。

澄江さん●そうしているうちに、ミイラ取りがミイラになるように、夫が骨董にはまって来て、今日のように和のアンティークの店ができるようになったのね。
務さん●古い物を水洗いして、使えるように蘇らせるのは楽しいですね。それがまた、お客さんに気に入ってもらえて買って頂くというのはまた嬉しいことになります。
 ご主人の馬場務さんは、愉しそうに明治、大正、昭和の古い物の良さと本来の使用法とは違った活用法を見つけ、その使用法に適した改良の愉しさを嬉しくなるくらいにたくさんお聞きしました。そうした馬場さんによって甦った作品は、民家を改造した店内にところ狭しと溢れています。また、2階の階段を上がると、そこにも手入れの行き届いた家具や置き物が展示されています。